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Windows Serverのライセンスの仕組みを理解してみる

システムの動作関係上、WindowsServerがないと動かないと、愚痴を言われて仕方なく調べていたのですが、Linuxには存在しない、CALというライセンスがあり、知らないとトラブルになる可能性があったので調べてみました。

Windows Server OSの種類

現段階(2016年2月)での最新は、Windows Server 2012 R2になります。

4つのエディションがありますが、中小企業でよく使われるのは、下記のエディションになると思います。

  1. Standard
  2. Essentials

StandardとEssentialsどちらかを選ぶポイント

無難にStandardを選んでおけば、全ての機能が使えるため一見問題ないように見えますが、WindowsServerにアクセスするために必要なCALが絡んできます。
※厳密には、WindowsServerに入っているサービスにアクセスするために必要。

Essentialsは、CALが不要で最大25ユーザまで、アクセスすることが可能なため、小規模なものであればこちらで問題なさそうです。
※25ユーザを超えると、アクセスできなくなるため注意。

Standardは、金額が10万円と高価なOSですので、今後の拡張性も考慮した上で選ぶべきです。

サーバ運用でCALが不要なものとは

Windows Serverを使い、Webサイトを全体公開するものであればCALの購入は必要ないとのことです。
ただし、一部のユーザだけが閲覧できるものがある場合、エクスターナルCALが必要になるそうです。

「ECL(エクスターナル コネクタ ライセンス)」外部ユーザーのアクセス向けCAL – PGDブログ

SQLServerExpressを使う場合にもCALが必要なのか?

SQL Server Expressを使用した場合、SQL Server CALは必要か不要か?
http://salaryman-life.blogspot.jp/2013/03/sql-server-expresssql-server-cal.html

上記のサイト様より、直接質問した履歴を見てみると、SQLServerExpressであれば、CALは不要だが、WindowsServerのCALは必要とのことです。

結局どっち選べばいいのか

Standardを選んでおけば、契約したCALの数が一時的に超えていても使用できるそうです。ただし、ライセンス違反になるため、必要に応じて追加のCALを購入、管理する人が必要になりそうですね。。。

値段だけ見ると、OSの導入でもかなり高価なのに、ライセンスでさらに取るとなると、大企業でしか導入できないようなイメージがありますが。。。どうなんでしょうか。